InfiniCLOUDへのバックアップでランサムウェア対策!
InfiniCLOUDへのバックアップでランサムウェア対策!
ランサムウェアとは?
最近、猛威を奮っているランサムウェア。
ランサムウェアはマルウェアの一種です。感染することにより、そのパソコンや同一ネットワークの共有フォルダなどに保存されているデータを、暗号化などで使用不可にしてしまいます。パソコンを感染前の状態に戻すことを条件に、金銭(身代金=RANSOM)を要求する画面が表示されます。
ランサムウェアに感染した場合の被害
- パソコンの正常な操作ができなくなる
- パソコン内のデータが暗号化されアクセスできなくなる
- 金銭的な被害(支払っても復旧できる保証はありません)
2016年頃より急激に被害が拡大しており、社会問題にもなっています。
ランサムウェアの感染を防ぐには
感染を防ぐには、その他のマルウェアと同様の対策が必要です。
- OSを最新の状態に保つ(アップデート)
- セキュリティソフトをインストールし、最新の状態に保つ
- 怪しいメールの添付ファイルを開いたり、リンクをクリックしない
- 怪しいウェブサイトにアクセスしない
対策をどれだけしても感染のリスクをゼロにすることはできません。そこで大切なのが、普段からのデータバックアップです。
そのバックアップは安全ですか?
外付けハードディスクなどにバックアップを保存していても、ランサムウェアその外付けハードディスク上のデータも使用不可にしてしまう場合があります。
また、自動的にバックアップするサービスやソフトウェアを使用している場合、感染したデータそのものをバックアップしてしまい、バックアップデータごと使えなくなってしまう可能性もあります。
InfiniCLOUDなら感染前のデータをまるごと取り出すことができます。
もし、あなたが不運にもランサムウェアに感染してしまい、データが壊れてしまっても、InfiniCLOUDにバックアップしていれば大丈夫。
InfiniCLOUDのスナップショット機能で感染する前のデータをダウンロードすることができます。
※データをまとめてダウンロードするにはGoodSyncやCarotDAVなどのWebDAVクライアントのご利用をおすすめします。
»スナップショットとは »スナップショットへのアクセス方法 »スナップショットのご注意
あなたの大事なデータをしっかりバックアップ
スナップショットとは
InfiniCLOUDは堅牢性で名高い「ZFSファイルシステム」を採用しています。InfiniCLOUDでは、アカウントごとにZFSファイルシステムを作成し、お客様のデータ領域として割り当てています。
スナップショットとは、ZFSが持つ機能の1つであり、ファイルシステムの作成した瞬間の読み取り専用コピーのことです。
物理的なコピーではないため、作成時点では追加容量を必要とせず、その後のデータ変化により追加容量を消費していくことが大きな特徴です。
スナップショットにより、論理的な破損や変更(意図しないデータの上書きや削除など)に備えることができます。
InfiniCLOUDのスナップショット
InfiniCLOUDでは、このスナップショットを自動的に作成し、以下の条件で保持しています。
- 3時間に1度を最大7世代
- 24時間に1度を最大14世代
つまり、最大2週間のスナップショットが保存されており、このスナップショットにはブラウザーやWebDAVクライアントでアクセスすることが可能です。
スナップショットへのアクセス方法
ブラウザーの場合
※アカウント作成時期により、アクセス方法が異なります。詳しくはこちらをご覧ください。
CarotDAVの場合
1.こちらを参考に、CarotDAVでInfiniCLOUDにログインします。
2.「.zfs」をダブルクリックして開きます。
3.「snapshot」をダブルクリックして開きます。
4.スナップショットの一覧が表示されますので、閲覧したいスナップショットのフォルダーをダブルクリックして開きます。
※フォルダー名にはスナップショットの作成時間が表示されています。
スナップショットのご注意
データの変化により生じるスナップショットの容量はアカウントのご利用容量に含まれ、残り容量により自動的に削除されます。
余裕を持った容量でご利用いただくことをおすすめします。
- 残り容量がご契約容量の20%を下回ると、20%を上回るまで古いスナップショットから自動削除されます。
- 残り容量が100MBを下回るとすべてのスナップショットが自動削除されます。
もしも暗号化されたデータが大量にアップロードされると…?
万一、ランサムウェアに感染して暗号化されたデータが大量にアップロードされた場合、スナップショットに保存されているデータとはすべてが異なり、差分として消費されるため、スナップショット容量が急増します。
それにより残り容量が少なくなると、スナップショットが自動削除される場合がありますので、ぜひ余裕を持った容量でご利用ください。